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Mozart―とあるSAのログオフ記22

タイトル通りです。
今回はモーツァルトです。

『何故!?』とか、思いっ切り言われそうですよね。(^^;
これの前の記事でAvril Lavigneを取り扱ったのですが、音楽性だのジャンルだの「枠」だのを書いていて、個人的にストレスが溜まったので。><
それの反動です。(ぉぃ

『音楽に「枠」を適用するのも馬鹿らしいから、「枠」を適用出来ない実例を用意しなければ』と思いまして。(マテ
書いておいて何ですが、必要以上にジャンルや「枠」で定義していると凄く嫌な気分になるんですよ。 ああいうのは、参考程度でとどめておかないと、吐き気が来るので。(^▽^;

さて、Wolfgang Amadeus Mozart(ヴォルフガングアマデウスモーツァルト)は誰もが知っている作曲家で、K550は最も有名な曲の1つです。 3大交響曲の1つですから。
1788年完成のこの曲と、同年完成の交響曲第39番、交響曲第41番の3つは聴いて損はありませんので、是非とも聴いてみて下さい。^^
クラシックに縁の無い方は特に。><
必要以上の情報は今回は一気にカットで行きましょう。

※この楽曲の基本構成は、フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2(変ロ管とト管、変ホ管)、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで編成されます。 また、初稿と改訂版があり、後者にはクラリネット2本が追加されている。 指揮者の考え方によりどちらの版も演奏の機会があるので注意が必要。 ティンパニとトランペットを欠く交響曲。※

モーツァルト 交響曲 40 第1楽章


モルト・アレグロ、ト短調 2/2拍子、ソナタ形式。
第1主題に見られる2音の短二度下降型(ファミミ、ファミミのパターン)は全曲で姿を現しています。


モーツァルト 交響曲 第40番 第2楽章


アンダンテ、変ホ長調 6/8拍子、ソナタ形式。
緩徐楽章であるが、旋律のリズムが明瞭ではなく、流麗さよりも不安定さを感じさせる楽章です。


モーツァルト 交響曲 第40番 第3楽章


メヌエット。 複合三部形式の為、テンポ、リズムは割愛。
メヌエットと題されてはいるが舞曲的なリズムの流れは全く無い異端的な楽章。
複合三部形式を採っており、部分部分で変拍子的な印象を与える。


モーツァルト 交響曲 第40番 第4楽章


終曲。
アレグロ・アッサイ、ト短調 2分の2拍子 ソナタ形式。
展開部では、めまぐるしく転調しながら嬰ハ短調にまで達し、下属調への転調を繰り返して主調に戻る。



どうでしたでしょうか?

「下書きをしない天才」とも言われたモーツァルト。
モーツァルトの作品の多くは、生計を立てる為に注文を受けて書かれたもの。 これは、モーツァルトの時代に限らず、何世紀もの間、芸術家は教皇や時の権力者等のパトロンに仕える事で生計を立てていたので、特別珍しくは無いです。
モーツァルトが幼い頃から各地を巡業した理由の1つが「就職活動」であり、ベートーヴェンの様にフリーランスとして生きていく事は非常に困難な時代でした。 18世紀の途中からパトロンから市場に移ることが徐々に可能になりますが、それも一部の話。
モーツァルトの主な作品はパトロンありきの時代に要求された内容です。 例えば、長調の曲が多いのは、それだけ当時はその注文が多かった証拠と言えます。
ただ、モーツァルトの父の死後、依頼者のない作品が生まれています。 これは、「聴衆の嗜好に配慮せよ」との父による規制が無くなった為、モーツァルト自身の目指す音楽に向かうことが可能になった為と言われています。
今回紹介した第40番に限らず、彼の交響曲等はこれに当たります。

1756年1月27日~1791年12月5日迄の35年間の生涯の中で、作品総数は断片も含め700曲以上。(^▽^;
勿論、作風にはバッハであったり、ハイドンであったりと影響は見受けられますが、K.1からK.626迄の作品で『「何が何」と言う風に正確に分類出来るのか?』と問われれば、『出来ないし、意味が無い』と答えるしかない作曲家ですね。(^^;

そもそも、聴けば分かりますが、天衣無縫と言うか束縛されないかの様なフレーズが随所に見受けられますので、彼を語る時には注意が必要でしょう。 音楽好き同士がこのテーマで言い合ったら、収拾が付きませんから。(笑)
ただ、モーツァルトが書いたとされる手紙が数多く残されているのですが、その手紙は最大5ヶ国語を使い分けて書かれています。 下品なネタの逸話にも事欠かないですが、それよりも、当時のヨーロッパ各地を巡り、『色々な要素を覚えては、音楽に取り込んでいた』そんな感じがしますよね。(^^
実際、ありとあらゆる要素が見受けられるのです。 民族的なレベルでの嗜好や特徴、流行、各言語に則ったメロディ、新しい作曲の手法、古い作曲の手法、部分的に異端的なフレーズ、その他諸々。 『彼の曲は彼の曲』と割り切るしかない、気持ちの良い大音楽家なのです。(^^
この記事書く前に(24日の夜)、色々自分で出来るフレーズを全て見直したりとか、未熟なりに取り組んでおきました。(笑)
たまには、余計な事は考えずに、『ただひたすらに打ち込む』様にしないと、良い気分転換にはなりませんね。(^^

それでは、これで。<(_ _)>
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Comment
先日はコメントいただきありがとうございました。
『枠』の概念。初期ユーザーにはあったほうがわかりやすいのは事実ですが、窮屈にもなります。枠にはめなくてもよさがわかるように市場が成熟してほしいと感じています。
Mikaん星人アワーさんへ
コメント有難う御座います。

私も、Mikaん星人アワーさんのブログは、考えを整理したい時等に良く利用させて頂いております。<(_ _)>

Mikaん星人アワー さんの仰る通り、『枠』の概念も、確かに初期ユーザーにとっては便利なのですが、窮屈ですよね。
いや、それにそもそも、私の場合だと、その『枠』の括りがどんどん細分化してくれるので、逆に音楽にそこそこ詳しくないと分からないジャンルまで紹介した事もありますので。

もっと色々と音楽作品が悪い意味で「コンテンツの一つ」で扱われても、お先真っ暗なので、市場もその周囲の環境ももっと長期的な目を持ってくれればと思う時は多いです。 成熟しない限りは、その場だけの扱いですからね、どんな名曲であっても。

『枠』用意しなくても、『良い曲だ!!』と飛び付いてくれる人達が増えてくれればと、半分愚痴を交えながら考える事も多いです。

長文(駄文)失礼しました。
また、Mikaん星人アワーさんのブログにお邪魔させて頂きます。
それでは。<(_ _)>
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