SUGIZOやINORANのサウンドメイク(音作り)やシステム!? 「一寸ハードなけいおん!娘達」は興味津々…。―とあるSAのログオフ記203
『SUPPLICEさん、お兄さん、SUGIZOやINORANの音作りと言うか…システムを使ったサウンドメイクってどういう風にしているのか教えて下さい!!(^▽^』
えっと、昨日の夕方、例の「一寸ハードなけいおん!娘達」のギターの妹さんとお嬢様から電話が掛かって来て、開口一番で元気に聞いて来たのですよ。orz
何だか、以前聞かれて、ストップ掛けて、代わりにINORANとSUGIZOの記事を書いた覚えありますがね、これ。(^^;
「けいおん!みたいなバンドでLUNA SEA! X JAPANも~!!」や「けいおん!でLUNA SEAのアルバム「MOTHER」!!」でも「上手か下手かではなく、INORANの人物像とギターのフレーズと使用機材と機材!? 「けいおん!娘達」からの無茶振り!―とあるSAのログオフ記108」でも「あの感じ! ギタリストと言い切れないギタリスト!! SUGIZOのギターと音楽性や人物像!!―とあるSAのログオフ記110」でも釘刺す為に書いていたのに。(^^;;
追記でさらっと簡単に書くから、『それで勘弁してくれ』と言うしかないですね。
やはり、以前、「一寸ハードなけいおん!娘達」に私のラックシステムを使ってのサウンドの変化を見せたのが失敗だったようです。(==
例えばプログラマブルスイッチャー
えっと、「一寸ハードなけいおん!娘達」はまだこういうの分からないんですよ。
まだまだ先の話なのに…。(==
ただ、システムについてはこう言うので何とか理解して欲しいですよね。 難しいのは認めますが、「ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル」とか、参考になる本は幾らでもありますし。(^^;;
さて、後は追記で書きましょう。
システムの話は簡単に書いても物凄く面倒臭いので。(^^;

えっと、昨日の夕方、例の「一寸ハードなけいおん!娘達」のギターの妹さんとお嬢様から電話が掛かって来て、開口一番で元気に聞いて来たのですよ。orz
何だか、以前聞かれて、ストップ掛けて、代わりにINORANとSUGIZOの記事を書いた覚えありますがね、これ。(^^;
「けいおん!みたいなバンドでLUNA SEA! X JAPANも~!!」や「けいおん!でLUNA SEAのアルバム「MOTHER」!!」でも「上手か下手かではなく、INORANの人物像とギターのフレーズと使用機材と機材!? 「けいおん!娘達」からの無茶振り!―とあるSAのログオフ記108」でも「あの感じ! ギタリストと言い切れないギタリスト!! SUGIZOのギターと音楽性や人物像!!―とあるSAのログオフ記110」でも釘刺す為に書いていたのに。(^^;;
追記でさらっと簡単に書くから、『それで勘弁してくれ』と言うしかないですね。
やはり、以前、「一寸ハードなけいおん!娘達」に私のラックシステムを使ってのサウンドの変化を見せたのが失敗だったようです。(==
えっと、「一寸ハードなけいおん!娘達」はまだこういうの分からないんですよ。
まだまだ先の話なのに…。(==
ただ、システムについてはこう言うので何とか理解して欲しいですよね。 難しいのは認めますが、「ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル」とか、参考になる本は幾らでもありますし。(^^;;
![]() | ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル (2013/01/23) 林 幸宏 商品詳細を見る |
さて、後は追記で書きましょう。
システムの話は簡単に書いても物凄く面倒臭いので。(^^;



■SUGIZOなら■
まず、SUGIZOは2011年夏頃と2012年の年末辺りでシステム一新していたなぁと。
ただ、シンプルな方向性に振っているだけで、ある意味根っこの部分は変わっていない筈ですがね。 と言うか、2009年に一新したシステムでも、今使っているシステムでも、「重視している部分」はあまり変わっていないんですよね。 どこを持って表現する上でベストとするかだけで…。
で、そもそも初心者が質問しても、何の意味が有ると言うのか…「上手か下手かではなく、INORANの人物像とギターのフレーズと使用機材と機材!? 「けいおん!娘達」からの無茶振り!―とあるSAのログオフ記108」や「あの感じ! ギタリストと言い切れないギタリスト!! SUGIZOのギターと音楽性や人物像!!―とあるSAのログオフ記110」で書くだけでは納得しなかったのでしょうね。
もしくは、以前、私のラックシステムで説明しながら説明した際の音の変化が気になったかですが…。(^^;
でも、あの記事、あの程度で納めないと、あまり意味が無いんですよね。 「機材を手に入れて設定だけ真似すればその音が出る」と勘違いする人も多いから。(^^;
SUGIZO、2012年の年末辺りのはマイナーチェンジっぽいけれども、それでもある意味では2011年に一新したシステムとの違い無いですねえ。 根っこの所では、ですが。 そういう訳で、2011年夏頃に採用されて、キモになった物を思い出しながら書くと…3台のヘッドアンプの制御システムが特徴でしょうか。 メインとある部分がヘッドアンプのEVH5150IIIが3台を使い分けるから、ですが。(^^;
それ以外にもラックのプリアンプもありますけれども…。 ディレイだけはラックのプリアンプとVHTの2902を通して出したりとか…。 でも、ヘッドアンプ3台のコントロールが一番肝心な構成になっていた筈ですね。 ただ、これは2009年時点のシステムの進化版ですね。 まずは2009年のシステムをサラッとおさらいしてみましょう。
2009年のシステムは公演用に設定したサブシステムみたいな位置付けなのですが、これや今のシステムを揃えても収録時のSUGIZOのサウンドが出せる訳がないのです。 ですが、考え方を参考に出来るのなら、それが一番です。 一々、憧れのアーティストがシステム一新する度に同じ様なシステムを構築し続けようと言う人は居ないでしょう? そういう事です。
さて、SUGIZOと言えばTC2290を愛機として利用し続けていますよね。 と言うか、あの面倒臭い物をずっと使い続けるあたり、ディレイなどには相当の拘りが窺えます。 TC2290の中毒患者です。 まあ、この時はG-SYSTEMがコントロールのキモだったのですがね。 ただ、そのキモのG-SYSTEMの採用で、SUGIZOのTC2290を再現しようと苦労したみたいですがね。 今はTC2290を使うシステムに戻しています。
で、さっきから歪みの事をあまり書いていないですが、それも当然です。 簡単に言うと、ギタリストにとって歪みは自分の象徴の様な物ですよね。 拘って当然でしょうし、いつまでも追い求めるべきギターサウンドの1つだと言えます。
「G-SYSTEMが歪みを搭載せず、その自由をユーザーに任せる」というのは、本当にギタリストのツボを押さえた考え上での設計だと思えますね。 まあ、搭載してあっても、自分が追い求めている音質でない限り、他のエフェクターやアンプ本体で追及しちゃうんですよね。 拘る人だと。(^^;
万人向けとは言えない気がするのですが、SUGIZOの様なサウンドを追求する人にはピッタリみたいですね。 強烈な歪み使わずに、自分のピッキング1つでコントロールする事で硬さも柔らかさも表現する訳ですが…。 個人的には、G-ForceとG-SYSTEMを組み合わせて使えば良い気もしますが…。
後はアンプに拘る方向で。(^^;
X JAPAN 紅
2010年のツアー等を抜きにしても、X JAPANにも対応するシステムが急務だったのですかね?
まあ、色々な所で使っていたみたいですね。(^^
G-SYSTEMでTC2290を再現する設定方法もかなり面白いですから。(^^
で、アンプ本体と言えば、この頃はMESA/BOOGIE のTriple Rectifierですね。 この時期、アンプは色々とすぐに変わっちゃうみたいなのですが、SUGIZO。 これはアンプを公演ごとに使い分ける事が多かったからみたいですね。 この頃、メインで使用していたアンプであるMESA/BOOGIE のTriple Rectifierですが、これを2系統で使用していますね。 今のシステムは1つのアンプで2系統と言うのに満足せずに、全て専用の音を設定したアンプを用意して鳴らしています。
これの前のモデルがTC2290。
こっちの方が色々便利だったのに、TC2290を使い続けるのも凄い拘りです。
で、このシステムの時はFenderのキャビネットを2台愛用していて、2台のキャビネットは全く同じモデルなのですが、経年変化もあってなのか微妙に音色が違ったらしいです。
で、キャビネットの内1台はドライ音、もう1台はディレイのウェット音で鳴らす事を重視していたみたいですね。 調子の良い方をドライなサウンドに使う訳です。
ついでに言うと、SUGIZOは常に音のレスポンスやアンプ本体を出来るだけ重視する設定ですね。 特に1997年のソロの頃から。 この頃もですが。 今もあまり変わっていない事を考えると、そこがSUGIZOのサウンドにとっては重要なんだろうなぁと。(^^
で、この経験が2011年からのシステムに反映されている訳です…。
2011年からのシステムでは、どう見ても「複雑になり過ぎず可能な限りシンプルにした上で最高の音質を出す」という事を目指していますよ、SUGIZO。 2009年のシステムがコンパクトながらアンプの性能とディレイを両立させたサウンドなら、どちらも最高の状態で使う事に進んだ感じがしますね。(^^
SUGIZOのシステムを担当した方は、SUGIZOの注文を忠実に再現したみたいですね。
もっとプレイの表現が伝わる様に、前に出る音が欲しいというSUGIZOの願いを実現しようと、サウンドテックの方やローディーの方達と打ち合わせして、プランニングしていったらしいです。
SUGIZOのサウンドは本当に多彩です。 いや、パッと見なら今のシステムは「シンプル」で済むのですが…楽曲ごとに使用する機材ごとの相性や各種セッティングやら何やらを考えると、どれだけ多彩かと言うか異常かと言うか…。(^^;
ただ、今使っているシステムの細かい機材については、深く言及しない方が良いでしょう。 「一寸ハードなけいおん!娘達」向けと言うのを考えると特に…。 TC2290が健在というのを考えれば、いつも通りのSUGIZOと思う方も多い筈です。
で、2011年に採用された3台のヘッドアンプの制御システムが特徴かなと。 先述した「ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル」でもSUGIZOのシステムの紹介をしているので、参考にしたければ幾らでも出来るだろうに…「一寸ハードなけいおん!娘達」は。 SUGIZO本人のコメントや、システムの配線図も結構な量を公開していますので、こちらも是非チェックしてみて下さい。(^^;
さて、アンプセレクター(アウトプットセレクター)です。 一番基本となるドライサウンドを2系統に分ける役割をします。 SUGIZOのシステムで使われている物はパッと見で…フロントパネルにマスターレベル調整と各出力のon/off機能、リモートコントロールの切り替えスイッチが付いています。 リアパネルには各出力のグランドリフトスイッチ、B-OUT側には位相切り替えスイッチが付いていますね。 因みに、アンプセレクターの信号ラインはバランスで扱えるように設計されているみたいです。
後、SUGIZOの今のサウンドで非常に大切な部分ですが、3台のアンプが全て接地出来る様にしているみたいです。 通常アンプ3台の電源ケーブル(3pinタイプ)のグランドを繋いで同時に使用すると、ほぼ十中八九、ハムノイズが発生してしまうからですがね。 やっていない方が変とも言えますが。 ただ、各アンプの電位差を無くして、安定した状態にする為には3台ともグランドを落としてアンプのシャーシの電位が同じにしなければなりません。 ぶっちゃけ面倒臭いですが、これもシステム構築の際に解決していますね。
アンプセレクターですが、こういう物ですね。
乱暴な言い方ですが、これのギターアンプ版と思って頂ければ…。
このシリーズを3台使用…。
後、SUGIZOのシステム全体に限った話ではなく、システムを組む際は、システム構築のプロでも頭の中で中々纏らないのが普通です。
システム構築の際に絶対に必要になるのは、そのギタリストのサウンドヴァリエーションの把握です。 どの様なエフェクターを使用しているのか、どの様な組み合わせで音を作っているのか、全ての組み合わせを把握しておかないと、システム構築をする事など出来ません。
で、全てのサウンドヴァリエーションを把握した上で、エフェクターの接続順、エフェクターの再選定を行います。 何故、再選定を行うかと言うと…SUGIZOみたいに色々なエフェクターを使用して来たギタリストのエフェクターを全てリストアップして行くと、それだけでかなりの量になってしまうからです。 STYLEのツアーみたいに大型ラックケース3台体制でOKなら出来るのでしょうけれどね。 あの頃の機材群は凄かったです。(^^;;;
シンプルな方向性に振った以上、出来る限りシンプルにする。 その上で拡張性のあるシステムにして行く為に、使用するエフェクターの数とループ数を何度も何度も確認しながら決めたのでしょうね。(^^
複雑に配線して機材を増やせば、機材の組み合わせが簡単に出来る様になります。 それはそれで信号の流れとしては完成するのですが、機材を増やせばシステムが巨大化し、音質劣化を防ぐ為の回路もどんどん増えることになってしまいます。 増えるだけなら良いのですが、アンプやエフェクター、ギターのニュアンスや音のレスポンスがスポイルされる事になりますね。 なので、今のSUGIZOのシステムのプランは非常に大幅なシステム面の改修が必要だったみたいです。 まあ、SUGIZO本人以外が弾いても意味が無いのがSUGIZOのシステムです。 あんまり難しく考えずに、色々と考えて自分に合う音作りを考えるのが一番ですよね。(^^
■INORANなら■
基本的なシステム構築はSUGIZOの所で触れたとおり、難問だらけです。
『じゃあ、「ペダルボード」は?』と突っ込まれそうなので、そこはINORANを参考に書きましょうか。 尤も、ソロツアー(Live Tour 2011 Hide and Seek)のセッティングですが。(==
ペダルボードは、使い勝手重視で配置するので、そんなにビッチリ配置しないのですが、INORANの場合はかなり大量だった筈です。 ライブごとに違っていたりするケースもありますが、代表的な物を挙げると以下の通り。
GNIのX-treme Distortion
BOSSのBD-2(weed Mod)
Prescription ElectronicsのExperience Fuzz
Line6のDL4
EHのPoly Chorus
Jim DumlopのROTOVIBE
ProvidenceのPEC-2
ProvidenceのProvolt9です。
これらを1つのペダルボードに隙間なく配置していたのを覚えています。 いや、だって異様な光景だったから…。(^^;
ペダルボードを設定する際の基本ですが、ACアダプターと信号ラインが近くになると、ACアダプターの影響はどうしても出ます。
で、こういうペダルボードだとハムノイズをアンプから出力しノイズレベルを確認しながら配置を決めて行きます。 INORANでなくても、と言うか誰でもそうです。 色々と嫌になる位に試行錯誤の連続ですが、それは頑張りましょう。 「一寸ハードなけいおん!娘達」も、ギターサウンドやバンドサウンドが簡単に一朝一夕で完成する物ではないと言う事は覚えておいて下さいね。(^^
で、INORANの場合、DC9V供給用にはProvidenceのProvolt9を使用していましたね。 これ、内部にグランドリフト用のジャンパーを設けてある筈ですが、ROTOVIBEに供給するラインだけグランドピンを抜いてリフトしていますよね? そう書く理由は、グランドループによるハムノイズの増加を防ぐ為だからですが…。 そうしないと、更に色々と複雑に弄らないと安定しないでしょうしね。 と言うか、そこまでやるなら、素直にボードを2つ使えと…。(^^;
とまあ、「一寸ハードなけいおん!娘達」にとっては、参考になるんだかならないんだか…よく分からない記事でしたね。(^^
結構長く書きましたが、あまり色々と難しく考えずに、色々と自分なりの良い音を求めて行くのが一番の近道でしょうね。(^^
それではこれで。<(_ _)>

最後まで読んでくれた人、応援してくれたら嬉しいかな。(^^
まず、SUGIZOは2011年夏頃と2012年の年末辺りでシステム一新していたなぁと。
ただ、シンプルな方向性に振っているだけで、ある意味根っこの部分は変わっていない筈ですがね。 と言うか、2009年に一新したシステムでも、今使っているシステムでも、「重視している部分」はあまり変わっていないんですよね。 どこを持って表現する上でベストとするかだけで…。
で、そもそも初心者が質問しても、何の意味が有ると言うのか…「上手か下手かではなく、INORANの人物像とギターのフレーズと使用機材と機材!? 「けいおん!娘達」からの無茶振り!―とあるSAのログオフ記108」や「あの感じ! ギタリストと言い切れないギタリスト!! SUGIZOのギターと音楽性や人物像!!―とあるSAのログオフ記110」で書くだけでは納得しなかったのでしょうね。
もしくは、以前、私のラックシステムで説明しながら説明した際の音の変化が気になったかですが…。(^^;
でも、あの記事、あの程度で納めないと、あまり意味が無いんですよね。 「機材を手に入れて設定だけ真似すればその音が出る」と勘違いする人も多いから。(^^;
SUGIZO、2012年の年末辺りのはマイナーチェンジっぽいけれども、それでもある意味では2011年に一新したシステムとの違い無いですねえ。 根っこの所では、ですが。 そういう訳で、2011年夏頃に採用されて、キモになった物を思い出しながら書くと…3台のヘッドアンプの制御システムが特徴でしょうか。 メインとある部分がヘッドアンプのEVH5150IIIが3台を使い分けるから、ですが。(^^;
それ以外にもラックのプリアンプもありますけれども…。 ディレイだけはラックのプリアンプとVHTの2902を通して出したりとか…。 でも、ヘッドアンプ3台のコントロールが一番肝心な構成になっていた筈ですね。 ただ、これは2009年時点のシステムの進化版ですね。 まずは2009年のシステムをサラッとおさらいしてみましょう。
2009年のシステムは公演用に設定したサブシステムみたいな位置付けなのですが、これや今のシステムを揃えても収録時のSUGIZOのサウンドが出せる訳がないのです。 ですが、考え方を参考に出来るのなら、それが一番です。 一々、憧れのアーティストがシステム一新する度に同じ様なシステムを構築し続けようと言う人は居ないでしょう? そういう事です。
さて、SUGIZOと言えばTC2290を愛機として利用し続けていますよね。 と言うか、あの面倒臭い物をずっと使い続けるあたり、ディレイなどには相当の拘りが窺えます。 TC2290の中毒患者です。 まあ、この時はG-SYSTEMがコントロールのキモだったのですがね。 ただ、そのキモのG-SYSTEMの採用で、SUGIZOのTC2290を再現しようと苦労したみたいですがね。 今はTC2290を使うシステムに戻しています。
で、さっきから歪みの事をあまり書いていないですが、それも当然です。 簡単に言うと、ギタリストにとって歪みは自分の象徴の様な物ですよね。 拘って当然でしょうし、いつまでも追い求めるべきギターサウンドの1つだと言えます。
「G-SYSTEMが歪みを搭載せず、その自由をユーザーに任せる」というのは、本当にギタリストのツボを押さえた考え上での設計だと思えますね。 まあ、搭載してあっても、自分が追い求めている音質でない限り、他のエフェクターやアンプ本体で追及しちゃうんですよね。 拘る人だと。(^^;
万人向けとは言えない気がするのですが、SUGIZOの様なサウンドを追求する人にはピッタリみたいですね。 強烈な歪み使わずに、自分のピッキング1つでコントロールする事で硬さも柔らかさも表現する訳ですが…。 個人的には、G-ForceとG-SYSTEMを組み合わせて使えば良い気もしますが…。
後はアンプに拘る方向で。(^^;
2010年のツアー等を抜きにしても、X JAPANにも対応するシステムが急務だったのですかね?
まあ、色々な所で使っていたみたいですね。(^^
G-SYSTEMでTC2290を再現する設定方法もかなり面白いですから。(^^
で、アンプ本体と言えば、この頃はMESA/BOOGIE のTriple Rectifierですね。 この時期、アンプは色々とすぐに変わっちゃうみたいなのですが、SUGIZO。 これはアンプを公演ごとに使い分ける事が多かったからみたいですね。 この頃、メインで使用していたアンプであるMESA/BOOGIE のTriple Rectifierですが、これを2系統で使用していますね。 今のシステムは1つのアンプで2系統と言うのに満足せずに、全て専用の音を設定したアンプを用意して鳴らしています。
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![]() | Mesa Boogie Triple Rectifier Head () Mesa Boogie 商品詳細を見る |
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これの前のモデルがTC2290。
こっちの方が色々便利だったのに、TC2290を使い続けるのも凄い拘りです。
で、このシステムの時はFenderのキャビネットを2台愛用していて、2台のキャビネットは全く同じモデルなのですが、経年変化もあってなのか微妙に音色が違ったらしいです。
で、キャビネットの内1台はドライ音、もう1台はディレイのウェット音で鳴らす事を重視していたみたいですね。 調子の良い方をドライなサウンドに使う訳です。
ついでに言うと、SUGIZOは常に音のレスポンスやアンプ本体を出来るだけ重視する設定ですね。 特に1997年のソロの頃から。 この頃もですが。 今もあまり変わっていない事を考えると、そこがSUGIZOのサウンドにとっては重要なんだろうなぁと。(^^
で、この経験が2011年からのシステムに反映されている訳です…。
2011年からのシステムでは、どう見ても「複雑になり過ぎず可能な限りシンプルにした上で最高の音質を出す」という事を目指していますよ、SUGIZO。 2009年のシステムがコンパクトながらアンプの性能とディレイを両立させたサウンドなら、どちらも最高の状態で使う事に進んだ感じがしますね。(^^
SUGIZOのシステムを担当した方は、SUGIZOの注文を忠実に再現したみたいですね。
もっとプレイの表現が伝わる様に、前に出る音が欲しいというSUGIZOの願いを実現しようと、サウンドテックの方やローディーの方達と打ち合わせして、プランニングしていったらしいです。
SUGIZOのサウンドは本当に多彩です。 いや、パッと見なら今のシステムは「シンプル」で済むのですが…楽曲ごとに使用する機材ごとの相性や各種セッティングやら何やらを考えると、どれだけ多彩かと言うか異常かと言うか…。(^^;
ただ、今使っているシステムの細かい機材については、深く言及しない方が良いでしょう。 「一寸ハードなけいおん!娘達」向けと言うのを考えると特に…。 TC2290が健在というのを考えれば、いつも通りのSUGIZOと思う方も多い筈です。
で、2011年に採用された3台のヘッドアンプの制御システムが特徴かなと。 先述した「ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル」でもSUGIZOのシステムの紹介をしているので、参考にしたければ幾らでも出来るだろうに…「一寸ハードなけいおん!娘達」は。 SUGIZO本人のコメントや、システムの配線図も結構な量を公開していますので、こちらも是非チェックしてみて下さい。(^^;
さて、アンプセレクター(アウトプットセレクター)です。 一番基本となるドライサウンドを2系統に分ける役割をします。 SUGIZOのシステムで使われている物はパッと見で…フロントパネルにマスターレベル調整と各出力のon/off機能、リモートコントロールの切り替えスイッチが付いています。 リアパネルには各出力のグランドリフトスイッチ、B-OUT側には位相切り替えスイッチが付いていますね。 因みに、アンプセレクターの信号ラインはバランスで扱えるように設計されているみたいです。
後、SUGIZOの今のサウンドで非常に大切な部分ですが、3台のアンプが全て接地出来る様にしているみたいです。 通常アンプ3台の電源ケーブル(3pinタイプ)のグランドを繋いで同時に使用すると、ほぼ十中八九、ハムノイズが発生してしまうからですがね。 やっていない方が変とも言えますが。 ただ、各アンプの電位差を無くして、安定した状態にする為には3台ともグランドを落としてアンプのシャーシの電位が同じにしなければなりません。 ぶっちゃけ面倒臭いですが、これもシステム構築の際に解決していますね。
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アンプセレクターですが、こういう物ですね。
乱暴な言い方ですが、これのギターアンプ版と思って頂ければ…。
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このシリーズを3台使用…。
後、SUGIZOのシステム全体に限った話ではなく、システムを組む際は、システム構築のプロでも頭の中で中々纏らないのが普通です。
システム構築の際に絶対に必要になるのは、そのギタリストのサウンドヴァリエーションの把握です。 どの様なエフェクターを使用しているのか、どの様な組み合わせで音を作っているのか、全ての組み合わせを把握しておかないと、システム構築をする事など出来ません。
で、全てのサウンドヴァリエーションを把握した上で、エフェクターの接続順、エフェクターの再選定を行います。 何故、再選定を行うかと言うと…SUGIZOみたいに色々なエフェクターを使用して来たギタリストのエフェクターを全てリストアップして行くと、それだけでかなりの量になってしまうからです。 STYLEのツアーみたいに大型ラックケース3台体制でOKなら出来るのでしょうけれどね。 あの頃の機材群は凄かったです。(^^;;;
シンプルな方向性に振った以上、出来る限りシンプルにする。 その上で拡張性のあるシステムにして行く為に、使用するエフェクターの数とループ数を何度も何度も確認しながら決めたのでしょうね。(^^
複雑に配線して機材を増やせば、機材の組み合わせが簡単に出来る様になります。 それはそれで信号の流れとしては完成するのですが、機材を増やせばシステムが巨大化し、音質劣化を防ぐ為の回路もどんどん増えることになってしまいます。 増えるだけなら良いのですが、アンプやエフェクター、ギターのニュアンスや音のレスポンスがスポイルされる事になりますね。 なので、今のSUGIZOのシステムのプランは非常に大幅なシステム面の改修が必要だったみたいです。 まあ、SUGIZO本人以外が弾いても意味が無いのがSUGIZOのシステムです。 あんまり難しく考えずに、色々と考えて自分に合う音作りを考えるのが一番ですよね。(^^
■INORANなら■
基本的なシステム構築はSUGIZOの所で触れたとおり、難問だらけです。
『じゃあ、「ペダルボード」は?』と突っ込まれそうなので、そこはINORANを参考に書きましょうか。 尤も、ソロツアー(Live Tour 2011 Hide and Seek)のセッティングですが。(==
ペダルボードは、使い勝手重視で配置するので、そんなにビッチリ配置しないのですが、INORANの場合はかなり大量だった筈です。 ライブごとに違っていたりするケースもありますが、代表的な物を挙げると以下の通り。
GNIのX-treme Distortion
BOSSのBD-2(weed Mod)
Prescription ElectronicsのExperience Fuzz
Line6のDL4
EHのPoly Chorus
Jim DumlopのROTOVIBE
ProvidenceのPEC-2
ProvidenceのProvolt9です。
これらを1つのペダルボードに隙間なく配置していたのを覚えています。 いや、だって異様な光景だったから…。(^^;
ペダルボードを設定する際の基本ですが、ACアダプターと信号ラインが近くになると、ACアダプターの影響はどうしても出ます。
で、こういうペダルボードだとハムノイズをアンプから出力しノイズレベルを確認しながら配置を決めて行きます。 INORANでなくても、と言うか誰でもそうです。 色々と嫌になる位に試行錯誤の連続ですが、それは頑張りましょう。 「一寸ハードなけいおん!娘達」も、ギターサウンドやバンドサウンドが簡単に一朝一夕で完成する物ではないと言う事は覚えておいて下さいね。(^^
で、INORANの場合、DC9V供給用にはProvidenceのProvolt9を使用していましたね。 これ、内部にグランドリフト用のジャンパーを設けてある筈ですが、ROTOVIBEに供給するラインだけグランドピンを抜いてリフトしていますよね? そう書く理由は、グランドループによるハムノイズの増加を防ぐ為だからですが…。 そうしないと、更に色々と複雑に弄らないと安定しないでしょうしね。 と言うか、そこまでやるなら、素直にボードを2つ使えと…。(^^;
とまあ、「一寸ハードなけいおん!娘達」にとっては、参考になるんだかならないんだか…よく分からない記事でしたね。(^^
結構長く書きましたが、あまり色々と難しく考えずに、色々と自分なりの良い音を求めて行くのが一番の近道でしょうね。(^^
それではこれで。<(_ _)>



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Author:SUPPLICE
名 前:SUPPLICE
読 み:シュープリス
性 別:男
誕生日:7月1日
血液型:B型
身 長:184cm
体 重:65kg
趣 味:音楽鑑賞(ジャンル問わず)、ギター、ベース、読書、ゲーム(趣味?)
得 意:家事全般。
不得意:色々? 欠点だらけ。
特 徴:基本的に毒舌家(気味?)らしいです。 その割に、年下には妙に懐かれます。(笑)
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