パレスチナ問題があるので難しいものの、パレスチナを「国家」に格上げする決議案を国連総会で採択！！―とあるSAのログオフ記155

こんにちは。　今回もタイトル通りです。（＾＾

国連総会は29午後(日本時間で30日の午前中)、パレスチナ自治政府の参加資格を「非加盟オブザーバー組織」から「非加盟オブザーバー国家」に格上げする決議案を賛成138、反対9、棄権41の賛成多数で採択しました。　採決ではアメリカやイスラエルが反対し、ドイツは棄権しています。
国連の非加盟オブザーバー国家は、バチカンと同等の立場となります。　パレスチナはイスラエルとの関係において、この新たな立場を活用したい考え。　決議案の起草にはフランスやスペインなどの欧州諸国が協力しました。

パレスチナの国家への「格上げ」求める決議案提出

こちらが今回の決議で採択された決議案提出のニュースですね。


国連で国家として承認されても象徴的な意味合いにとどまるとの見方が大勢を占めている様です。　しかし、パレスチナ自治政府のアッバス議長は『2国家の解決を救う最後のチャンス』と位置付けた訳ですね。
一方、イスラエルのプローサー国連大使は同決議について、長年に渡る具体的な問題を殆ど無視したものだと批判、国連決議はイスラエルとパレスチナの直接的な交渉に取って代わる事は出来ず、『この決議では和平の追求は出来ない』と語った様です。
アメリカのライス国連大使は、決議によって『パレスチナの国家としての地位が確立した訳ではない』と強調。　パレスチナとイスラエルの双方に対し、前提条件無しの直接交渉を再開する様に促しました。

パレスチナ問題を何とかしてくれないとどうにもならない訳ですが、どうにかなるのか不安ですよね。（＾＾；
まあ、そのパレスチナ問題が有りますから、賛成や反対、棄権に回った国の立場もハッキリとしていますよね。
パレスチナ問題を例の女子高生5人に説明する位簡単に纏めたら、以下の様になりますね。　『いきなり何？』と思われた方、後述しますのでご容赦を。（＾＾；

パレスチナは、アラブ人(パレスチナ人)の土地なのか、亡国の民ユダヤ人(イスラエル)の土地なのかという紛争です。　第一次世界大戦中にイギリスが、アラブ人やユダヤ人の協力を得る為に、戦後パレスチナという1つの地に彼等の独立を約束しました。　その他諸々の情勢もあったので、アラブとユダヤ同時に同じ内容の約束と言う二枚舌外交していた訳ですがね。（＾＾；
この時パレスチナは、イギリスの委任統治領(植民地)にする事によって、一時的にこの問題を解決しました。
しかし、第二次世界大戦後のイギリスには、この問題を解決する力が無くなり、国連に問題解決が任された訳ですよね。　しかし国連は、ユダヤ人に有利な様に領土を分配した結果(イスラエルはこの時に建国された訳です)、4回に渡る中東戦争が起こっています。　元々、決められた以上の領土を獲得したのですから、この時点で問題どころじゃないのですが。
で、ユダヤ人(イスラエル)は本来の取り決め以上の土地を領土にしてしまいました。　この時、ユダヤ人は物凄い人数のアラブ人を殺しています。　今度は多くのアラブ人が難民になりました。　この人達をパレスチナ人と呼びます。　イスラエルが占領した土地が、ガザ地区とヨルダン地区です。
アメリカがこの問題に首を挟む背景には、アメリカ歴代大統領がアメリカ国内のユダヤ系住民の財力を繋ぎ止めたいという考えがあります。　中東戦争で、アメリカは金持ちのユダヤに協力したから、アラブはアメリカを憎んでいる訳ですしね。（＾＾；

とまあ、昨日ですが、例の5人の内、リズム隊が『パレスチナ問題って何ですか？』と聞いて来たので、物凄く端折って説明したのですよね。　自分で調べれば良い物を。（＝＝

と、簡単に纏めただけでこれだけの問題が山積みです。　テロやら紛争やらは起きて当たり前な状態で、多少なりとも『2国家の解決を救う最後のチャンス』と位置付けて、この状況を何とかするというパレスチナ自治政府のアッバス議長と賛成派も大英断なのでしょう。　見方を変えれば、大暴走になる訳ですけれどね。　問題が解決するとは思っていませんがね。（＝＝

今は若干事情が違って来るのですが…そもそも、イスラエル擁護のアメリカとイスラエルに酷い目に遭わされた国々とでは事情が違って当たり前です。（＝＝

一朝一夕でどうにかなる問題では無いでしょう。　でも、どうにかなって欲しいですね。



それではこれで。<(_ _)>

　　　　

最後まで読んでくれた人、応援してくれたら嬉しいかな。（＾＾